IWC ポルトギーゼレギュレーター オーバーホール
腕時計修理内容
| ブランド名 | IWC |
| モデル名 | ポルトギーゼレギュレーター |
| 型番 | IW544402 |
| 修理内容 | オーバーホール |
| 修理料金 | ¥50,000-(税込) ※事例公開時の価格となります。 |
| 修理時間 | 見積2~3週、オーバーホール作業期間2ヵ月 |
IW544402|ポルトギーゼレギュレーター
C.98245
F.A.ジョーンズ・アロー
針と文字盤を取り外した状態です
IWC ポルトギーゼ(新品)腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
IWC ポルトギーゼ(中古)腕時計の販売・通販「宝石広場」 (housekihiroba.jp)
私が担当しました
宝石広場 時計修理センター 渋谷(アフターサービス部)スタッフ
主に修理作業と接客を担当。時計修理業界歴は10年以上。
技術者の目線から専門的なお修理の内容をわかりやすくご案内いたします。
是非お気軽にお問合せください。

担当者コメントと修理のポイント
今回ご紹介する修理事例は、IWC「IW544402 ポルトギーゼ・レギュレーター」(画像1)です。
搭載されているムーブメントはCal.98245。
本モデルに採用されているムーブメントは、腕時計用としては大型で、歯車やネジなど各パーツの厚みもしっかりとしており、堅牢な造りが印象的です(画像2)。
Cal.98295をベースにレギュレーター表示へと発展させた本機は、いわゆる「ジョーンズキャリバー」の流れを汲むムーブメントを搭載しています。なかでも目を引くのが、F.A.ジョーンズ・アローと呼ばれる大型の緩急針です(画像3)。
こちらの「ポルトギーゼ・レギュレーター」は宝石広場 渋谷本店にてお買取り後、修理センター渋谷にてメンテナンスを実施いたしました。
外装や操作感に大きな問題は見られませんでしたが、内部には汚れや油切れが確認されたため、オーバーホールを行うこととしました。
大型ならではの堅牢な印象に加え、細部まで配慮された仕上がりとなっており、実用機としての安心感と上質な雰囲気を両立しています。
また、秒針がスモールセコンド仕様のため輪列の配置のままシンプルとした設計となっています。
こちらは針と文字盤を取り外した状態です(画像4)。
本モデルはレギュレーター機構を採用しているため、時針をオフセット表示するための輪列が追加されています。
残念ながら時分針の位置を変更するための輪列配置画像を撮影することを失念しており掲載できませんが、輪列受けから見える窓から複数の歯車がかみ合う様子が確認できます。
12時位置に見える穴石から出ているホゾに分針を取り付けられます。
各パーツに顕著な摩耗やダメージは見られず、いずれも再使用可能な良好な状態でした。また、ムーブメント全体のコンディションや潤滑状態から、これまで定期的なメンテナンスが施されてきた個体であることが伺えます。
作業としては、全パーツの分解・洗浄を行い、再組立て、注油、精度調整を実施。無事にオーバーホールを完了いたしました。
現在は動作も安定しており、安心してお使いいただけるコンディションに仕上がっています。
なお、今回のIWC「IW544402 ポルトギーゼ・レギュレーター」をお客様より修理ご依頼いただいた場合、オーバーホールの基本料金は50,000円~(パーツ代別途)となります。外装仕上げをご希望の場合は別途18,000円にて承っております。
長期間メンテナンスを行わずに使用を続けると、内部パーツの摩耗が進行し、部品交換が必要となるケースも少なくありません。
大切なお時計を長く良好なコンディションでご愛用いただくためにも、定期的なメンテナンスをおすすめしております。しばらくオーバーホールを行っていないという方は、ぜひ一度ご相談ください。経験豊富な専門スタッフがお時計の状態を丁寧に診断し、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
配送にて対応をご希望の場合はこちらから宅配キットを承っておりますのでお気軽にご依頼ください。